ハードルが高そうな信用取引の「売り」ですが、相場の動きに合わせた柔軟な立ち回りが可能になり、知っておくと心強い一面もあります。
この記事では、「売り」取引の基本とその活用ポイント、実際に信用新規売りが多く行われている銘柄のランキングをご紹介します。
「信用売り」とは
信用取引では、お客様が買付けに必要な資金を証券会社から借りて株式を購入する「信用買い(買建)」と、売付けに必要な株式を証券会社から借りて株式を売却する「信用売り(売建)」が可能です。
株を買う場合(信用買い)
証券会社からお金を借りて、借りたお金で株を買うため、少ない資金で株式取引ができる
株を売る場合(信用売り)
証券会社から株式を借りて、借りた株式を売るため、相場が下がるときにも利益が出せる
「信用売り」のポイント
① 下落相場でも利益を狙える
信用取引の「売り」を使えば、株価が下落したときにも利益を得ることができます。
たとえば、1株1,000円の銘柄を売り、それが800円になってから買戻せば、その差額が利益になります。相場全体が悪いときでも、利益を狙うことができる方法です。

「信用売り」取引口座数トップ10
直近3ヶ月間において、信用新規売りが多く行われた銘柄を、取引口座数の多い順にランキング形式でまとめました。銘柄ごとの投資家の動きを知るうえでの参考としてご活用ください。
ランキング | 銘柄 コード |
銘柄名 |
---|---|---|
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7011 | 三菱重工業 |
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6857 | アドバンテスト |
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5803 | フジクラ |
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7012 | 川崎重工業 |
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6920 | レーザーテック |
6 | 1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 |
7 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
8 | 7203 | トヨタ自動車 |
9 | 9984 | ソフトバンクグループ |
10 | 8136 | サンリオ |
- 2025年4月1日~2025年6月30日の期間にマネックス証券で信用取引の新規で売建てされた銘柄のうち、取引口座数の多い上位10銘柄を掲載。
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- NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570):東証(取引区分:制度・一般)
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