米国の政策金利などの重要な金融政策を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)が日本時間の9月17日~18日(現地時間9月16日~17日)に開催されます。米国の金融政策がマーケットに与える影響は大きく、市場関係者の予想との乖離があれば株式市場や為替市場が大きく変動することもあります。今回は米国の政策金利が、米国株や為替に与える影響について解説します。
2025年のFOMC開催日を確認!
FOMCは年に8回開催されます。第6回となる9月のFOMCは9月16日・17日(現地時間)に開催されます。
開催回 | 開催日 |
---|---|
第1回 | 1月28日・29日 |
第2回 | 3月18日・19日 |
第3回 | 5月6日・7日 |
第4回 | 6月17日・18日 |
第5回 | 7月29日・30日 |
第6回 | 9月16日・17日 |
第7回 | 10月28日・29日 |
第8回 | 12月9日・10日 |
※日付は現地時間です。
FOMCによる米国市場の変動に備えてお取引の準備を!
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米国の政策金利と為替や米国株の動きについて
FOMCでは、経済の現状を分析し、金利の設定や市場への資金供給量の調整など、金融政策の方針を決定します。そのうちの米国の政策金利が為替や株価にどのように影響するかを確認しましょう。
政策金利と米ドル供給量
一般的に政策金利の上げ下げで、景気が調整されます。
景気が悪化をしている場合には金利を引下げ、市場に出回る米ドルを増やし、景気が過熱している場合には金利を引上げ、市場に出回る米ドルを減らします。
金利 | 景気 | 効果 |
---|---|---|
引下げ | 悪い | 市場に出回る米ドルの量を増やし、景気の悪化を防ぐ。 |
引上げ | 良い | 市場に出回る米ドルの量を減らし、景気の過熱を防ぐ。 |
政策金利と為替の関係
政策金利の上げ下げは、為替の動きにも影響があります。
一般的に、政策金利の引下げにより米ドルの金利(利回り)が低下するため、米ドルの魅力が下がります。その結果、投資資金が米ドルから他通貨(たとえば円)に流れやすくなり、米ドル安・円高が進む傾向があります。
一方で、政策金利の引上げは、米ドルの金利を上昇させることで、米ドル資産の魅力が高まり、海外からの資金が米ドルに流入します。これにより、米ドル高・円安が進行しやすくなります。
金利 | 為替 | 米国株取引への影響 |
---|---|---|
引下げ | 米ドル 安円高 |
|
引上げ | 米ドル 高円安 |
|
政策金利と株価の関係
政策金利は、企業の市場価値を示す株価についても影響があります。一般に金利引下げによって米ドルの量が増えると消費や投資が増えるため、企業の株価は上がるといわれています。一方、政策金利の引上げで米ドルの量が減った場合には、株価が下がるといわれています。ただし、政策金利の調整を行う背景や、その他の要因によって株価は変動するためご注意ください。
金利 | 米国株の株価 | 理由 |
---|---|---|
引下げ | 上昇 しやすい |
企業活動や個人消費が活性化し、市場に資金が流入しやすくなるため。 |
引上げ | 下落 しやすい |
企業活動や個人消費が縮小し、市場から資金が流出しやすくなるため。 |
【ご参考】9月18日・19日の日銀会合で為替はどう動く?
9月には、FOMCとは別に日本国内の金融政策の方針や運営にかかわる事項を日本銀行が討議・決定をする日銀会合(日銀金融政策決定会合)が、9月18日・19日に行われます。日銀の金利動向による為替も、一般的に日本円と米ドルの相対的な通貨の魅力によって動くといわれています。
金利 | 為替 | 米国株取引への影響 |
---|---|---|
引上げ | 米ドル 安円高 |
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引下げ | 米ドル 高円安 |
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