2018年7月3日更新
普段はなかなか知ることができないデイトレーダーの取引手法ですが、このたびマネックス証券では、日経ヴェリタス等でも紹介されたことのあるデイトレーダー、ヤーマンさんを取材しました。
お客様からのご要望をもとに改善を行ってきた「マネックストレーダー」。このマネックストレーダーを毎日のトレードで活用されているヤーマンさんに、その取引手法を紹介していただきます。
ヤーマンさん
1985年生まれ。石川県出身で現在は大阪に在住。
2010年まで証券ディーラーとして従事。その後、会社を退職し、2012年11月から個人投資家としてトレードを開始。
運用資金200万円から取引を開始し、1年余りで資産額を2,500万円以上に増やした実績を持つ。
インタビューの内容
マネックス証券社員
こんにちは。
本日は、ヤーマンさんが普段のトレードで、どのようにマネックストレーダーを利用されているかを教えていただければと思います。よろしくお願いします。
ヤーマンさん
はい、よろしくお願いします。
マネックス証券社員
さっそくですが、ヤーマンさんの普段のトレードの流れを教えていただけますか。
ヤーマンさん
はい、最初におおまかな流れを説明しますね。
まずは暴落や暴騰している銘柄を探します。ここでは、マルチチャートビューアやリアルタイムランキングが役に立ちます。続いて、暴落・暴騰している銘柄を見つけたら、大きなチャートで詳しく見てみます。板の状況や材料も見ながら、取引をするかを決めます。
マネックス証券社員
なるほど。マルチチャートビューアからは、どのようにして銘柄を探すのでしょうか。
ヤーマンさん
まずは、マルチチャートビューア全体を俯瞰的に見て、色で暴落している銘柄と暴騰している銘柄を見つけていきます。マルチチャートビューアは色の濃さが見やすいので、動きのある銘柄が、感覚的にパッと目につきます。
このように、マルチチャートビューアは、発見というか気付きを得るという段階で使っていますね。
マネックス証券社員
モニターはそもそも7枚あって、7枚中5枚はマルチチャートビューアですから、かなりの銘柄を表示されていますよね。
7枚のモニターのうち5枚はマルチチャートビューアを表示している。
ヤーマンさん
そうですね。だから、ここでテクニカル的な面を見るということはありません。「この銘柄とあの銘柄が下がってるぞ」だとか、その業種がどのような動きをしているだとか、今の株価はどのくらいの位置にあるとか、そういう大まかなことを把握しています。
たくさんチャートを表示させておくことで、たとえば暴騰している銘柄にいち早く気付くことが出来ます。いきなり上がり始めた銘柄に素早く気付くということがトレードでは一番大事です。そういった意味でも、マルチチャートビューアでたくさんの銘柄を一度に表示できるのはありがたいですね。これがなければトレードするのは厳しいです。
マネックス証券社員
続いて、リアルタイムランキングをどのように使っているかについても、教えていただけますか。
ヤーマンさん
リアルタイムランキングは寄りから入ってみようかなというときに使っています。
ですから、私が使うのは、気配値・値下がり率ランキングと気配値・値上がり率ランキングです。これは他の証券会社さんには結構無かったりするのですが、寄り前に暴騰・暴落しそうな銘柄を探しておいて、材料やテクニカル面から勝負するかを決めます。
マネックス証券社員
では、場中はあまりランキングを気にしていないということでしょうか。
ヤーマンさん
はい、場中はそこまでランキングは見ていません。
マネックス証券社員
なるほど。
では、寄り前に気配値のランキングを見て、いったん寄り付いたら、あとはマルチチャートビューアをご覧になっているんですね。
ヤーマンさん
そうですね。
インタビューに答えるヤーマンさん。
マネックス証券社員
マルチチャートビューアから動いている銘柄を見つけるということですが、色で感覚的に見つけるという以外に、何か動きのある銘柄を見つけるコツのようなものはあるのでしょうか。
ヤーマンさん
銘柄を整理してグループ登録しておくことですね。
私は、同じ業種や、同じような値動きをする銘柄、あとは上場日が近い銘柄などを分類して、グループに登録しています。このグループだったらゲーム関連とか、このグループはSNS関連とか。そうしておくと、今こういう流れでこの銘柄が動いているから、こっちの銘柄も次に動くかなという見方ができます。
マネックス証券社員
どのようにグループを考えて登録していくのでしょうか。
ヤーマンさん
たとえば、引け後に値上がり率ランキング上位の銘柄を見て、その銘柄は何の業種であったか、どんな材料で動いたかということを調べてみます。すると、他にも同じ材料で、同じような動きをした銘柄を見つけることが出来ますよね。そうした関連銘柄をバーッと登録しておけば、今後同じような材料があったときに、同じような動き方をする可能性が高いわけです。エボラ関連、バイオ、ロボット、上場日が近い等、本当に様々なグループを作っています。
手元のモニターにも、同じような値動きをした銘柄グループが表示されている。
マネックス証券社員
たとえば、同じ業種の銘柄のチャートの形を見て、違っている銘柄を見つけてくるというイメージですか。
ヤーマンさん
そういう見方をするときもあります。パッと見て、この銘柄はちょっと下がりすぎとか、同業種の中ではどの位置なんだろうっていうのがマルチチャートビューアだと一目瞭然なので。
マネックス証券社員
とにかく全体の流れをマルチチャートビューアで見て、あとは大きなチャートと板、材料で判断するということですね。
ヤーマンさん
はい、そうです。
マネックス証券社員
では、マルチチャートビューアで動きのある銘柄を見つけた後、どのようにトレードしていくかを教えていただけますか。材料はニュース等を見るのでしょうか。
ヤーマンさん
材料はツイッターやYahoo!ファイナンスの掲示板を見ていますね。大抵は、誰かがツイッターで関連する情報をつぶやいています。
マネックス証券社員
では、ツールで銘柄の情報やニュースを見るということは、あまりされないのですね。
ヤーマンさん
はい。ニュースが流れるツールとかもあると思うんですけど、私はあまり見ていません。
マネックス証券社員
テクニカル面では、どのようなことを見ていますか。
ヤーマンさん
基本的には、移動平均とボリンジャーバンドくらいしか見ないです。あまり細かいものは使いませんね。日足で方向性や移動平均からどのくらい離れているか等の全体的な流れを把握したら、あとは板を見て取引をします。
マネックス証券社員
ここまで、トレードの方法を教えていただき、ありがとうございました。
ところで、ヤーマンさんにとって取引ツールで重要なのは、パッとみてすぐに情報が分かるかと、発注が簡単かというところですか。
ヤーマンさん
そうですね。
あとは注文の出る速さも重視しています。たとえば、大きい買板のところでポジション持っているときに逃げたいなと思ったとしますよね。そうすると、買板のところにぶつけて逃げられるように準備します。その際にツールの発注スピードが遅いと、逃げられないときとかもあるんです。感覚的な問題かもしれませんが、発注スピードが速いと、気配が少なくなって売られているときでも逃げ切れたりするので、スピードはいつも気にしています。
その他だと、板に付いている日足のローソク足なんかもありがたいですね。
マネックス証券社員
そのローソクはどのような見方をされるんですか?
ヤーマンさん
単純に、今日の位置がどれくらいにいるのかとか、これで言うとストップ安がどれくらいかっていうのがすぐ分かるので重宝しています。
マネックス証券社員
発注の簡単さという意味では、どのようなツールが理想的ですか。
ヤーマンさん
一番良いのは、今はどこにもないんですけど、返済ボタンがないツールですね。ディーラーの使用しているツールには返済ボタンがありません。ポジションを持っていたら、自動的に返済注文にしてくれるんです。買いポジションを持ってないときに、売り注文を入れると空売りにしてくれます。返済ボタンを押す必要がないんです。
マネックス証券社員
なるほど。確かにそれは便利そうですね。本日は色々と参考になる情報を教えていただき、ありがとうございました。
以上、ヤーマンさんのインタビューをお届けいたしました。
これまでは、取引ツールでトレードをするイメージが湧いていらっしゃらなかったお客様も、ぜひ無料で使えるマネックストレーダーでヤーマンさん絶賛のマルチチャートビューア等を利用してみてください。
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