高性能なレーシングカーも、運転技術を考えず、めいっぱいのスピードを出しては危険です。
信用取引も同様で、保証金の約3.3倍の取引ができるからといって、最大3.3倍の取引をめいっぱいする必要はありません。
保証金を110万円持っている状態で、銘柄Aを購入した場合の例を見てみましょう。
銘柄Aの株価推移
このケースでは実質保証金が必要保証金を下回り、かつ、保証金維持率が20%を下回ったため、36.45万円の追証が発生します。
追証が発生した場合、追加証拠金の入金などを行っていただくことにより、保証金維持率を30%以上に回復する必要があります。
保証金維持率 ・・・ (110-62)万円÷281.5万円×100= 17.05%
必要保証金 ・・・ 281.5万円×30%= 84万4,500円
追証発生額 ・・・ 84万4,500円-48万円= 36万4,500円
含み益が出たら、利益確保の逆指値を出しておきましょう。
2008/9/10に高値3,250円をつけたタイミングで200円下の3,050円に逆指値注文を出しておけば、23万5千円の利益を得ることができたはずです。
値上がりを期待して買い建てたので、約定と同時に100円下の2,715円に万が一に備えた売りの逆指値を出しておけば、10万円の損失で済んだはずです。
※上記の例では、手数料・費用・税金は考慮していません。
信用取引は金利等がかかるため、塩づけは厳禁
逆指値をうまく使って、利益確保していこう
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