米国の資産運用会社バンガード(Vanguard)が運用する一部のETF(上場投資信託)の経費率が2025年2月1日より引下げられました。当社の取扱い銘柄ではVTなど人気のETFを含む47本(2025年2月7日時点)が対象となっており、保有コストがより低く投資できるようになりました。
同社史上最大の引下げ!平均0.07%に
バンガードは、2025年2月1日より同社が運用している87本のETF(ミューチュアルファンド含む)の経費率を引下げることを発表しました。
同社史上最大の引下げとなり、バンガードの資産加重平均手数料は運用資産10兆ドルに対して0.07%となり、業界平均の0.44%を大きく下回っています。
(出典:Bloombergニュース)
引下げ対象の銘柄についてはバンガードの発表をご覧ください。
Announcing the largest fee cut in Vanguard history
※バンガードのウェブサイト(英語)に遷移します。
当社取扱いETF 47銘柄も対象
当社の取扱い銘柄では47本(2025年2月7日時点)のETFが経費率の引下げ対象となっており、保有コストがより低く投資ができるようになりました。
マネックス証券で人気のある以下の2銘柄も経費率引下げの対象となっています。
- バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
ベンチマーク(連動指数):FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス経費率
引下げ前
0.07% → 引下げ後
0.06% 引下げ幅
0.01% - バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
ベンチマーク(連動指数):NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス経費率
引下げ前
0.06% → 引下げ後
0.05% 引下げ幅
0.01%
※当社における米国ETF保有者数TOP10(2025年2月7日時点)にランクインする銘柄
なお、投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。
当社で取扱っているバンガードおよびその他米国ETFについては、以下からご参照ください。
「運用会社」のプルダウンを選択することで、運用会社を指定して検索することができます。

コスト削減は約500億円以上!?経費率引下げの理由
バンガードの発表では、同社はこれまで投資コストを抑えることの重要性を強調してきており、コストが下がれば投資家に残る資金が増え、リターンが高まることを引下げの理由としています。
今回の引下げにより、2025年だけで投資家のコストが3億5000万米ドル以上、削減されると同社は予想しています。仮に1米ドルが150円として円換算した場合、コスト削減効果は約525億円以上となります。
経費率とは?
そもそも「経費」とは、ETFを保有している間に発生する費用のことで、運用会社がETFの運用を行うための費用です。この費用がETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したものが「経費率」です。
一般的に、経費率が低いほど運用コストが低く、効率よく運用がされており、ETFの利益率が高まるため、特に長期保有を想定されている場合は経費率の低さも検討ポイントになります。
他に必要となる費用は?
通常、ETFのお取引の際は取引手数料がかかります。当社の場合、米国株のお取引と同様の取引手数料がかかります。詳細は以下をご参照ください。
マネックス証券では、取引手数料が実質無料になるなど、お得にお取引ができるプログラムもご用意しております。
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- 為替手数料については定期的に見直しを行い、次回は2025年3月を予定しています。
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