本コンテンツでは、マネックス証券の日本株分析ツール「マネックス銘柄スカウター」で世界トップシェアを誇る商品やサービスを提供して長期的に業績を伸ばしている銘柄をスクリーニング・分析します。新NISA成長投資枠で投資する銘柄を探している方や日本株取引を検討している方はぜひお役立てください。
また「他にもこういうテーマで銘柄を紹介してほしい」など、本コンテンツについてのご意見・ご要望がありましたらぜひお寄せください。
世界トップシェアを誇る安定成長銘柄をスクリーニング
マネックス証券の日本株分析ツール「マネックス銘柄スカウター」の10年スクリーニングを使って、世界トップシェアを誇る商品やサービスを提供して長期的に業績を伸ばしている銘柄をスクリーニングしました。
マネックス銘柄スカウターには企業概要と取扱商品を対象としたキーワード検索機能があり、取扱商品やサービス名だけでなく「世界トップ」や「国内シェア」等の単語で絞り込むことができます。複数のキーワードでAND検索やOR検索をすることも可能です。
スクリーニング条件
10年スクリーニングの「新規作成」でスクリーニング設定画面を開き、「条件を追加する」ボタンを押して詳細条件を追加してスクリーニングします。
- 【基礎条件】
- キーワード:世界トップ
- 【詳細条件】
-
- [通期業績]売上高の10年平均成長率:5%以上
- [通期業績]営業利益の10年平均成長率:5%以上
- [通期業績]売上高の10年間の増収回数:8回以上
- [通期業績]営業利益の10年間の増益回数:8回以上
- [今期会社予想]売上高の増収率:5%以上
- [今期会社予想]営業利益の増益率:5%以上
スクリーニング結果
銘柄名(銘柄コード) | 株価 (10/3終値) |
世界トップシェアの取扱商品 (企業概要から抜粋) |
売上高の10年 平均成長率 |
営業利益の10年 平均成長率 |
---|---|---|---|---|
トリケミカル研(4369) | 3,380円 | ハフニウム系絶縁膜材料/High-k薄膜形成材 | 12.8% | 45.1% |
ADEKA(4401) | 2,895.5円 | 高誘電材料 | 6.9% | 9.9% |
テルモ(4543) | 2,754.5円 | 血管内治療・心臓血管外科手術領域の製品群 | 7.0% | 7.9% |
フジミINC(5384) | 2,410円 | 半導体向け超精密研磨材 | 6.5% | 20.3% |
ダイフク(6383) | 2,749.5円 | マテハンシステム | 9.7% | 17.3% |
レーザーテック(6920) | 23,705円 | 半導体用マスク検査装置、EUVマスクブランクス欠陥検査装置 | 31.7% | 38.7% |
図研(6947) | 3,580円 | プリント基板設計ソリューション | 6.9% | 22.5% |
東京精密(7729) | 8,059円 | ウェーハ製造分野・半導体テスト分野・後工程分野機器 | 9.3% | 11.6% |
マニー(7730) | 1,824円 | 手術用の縫合針 | 10.1% | 9.2% |
SCREENH(7735) | 10,385円 | 半導体洗浄装置、印刷版出力装置、ディスプレイ用コーターデベロッパー | 7.9% | 26.6% |
A&DホロンH(7745) | 2,154円 | 家庭用血圧計 | 5.1% | 18.6% |
朝日インテック(7747) | 2,498.5円 | PTCAガイドワイヤー | 14.3% | 14.0% |
(出所)2024年10月4日時点のマネックス銘柄スカウター
- スクリーニング項目が多いため一部の項目を省略して表示しています。
- 今回のテーマに該当しない銘柄はスクリーニング結果から除外しています。
一部の銘柄をピックアップして銘柄スカウターで分析
10年スクリーニングで抽出された銘柄のうち、一部の銘柄をピックアップして「マネックス銘柄スカウター」で分析します。
テルモ(4543)
企業概要
国内最大手の医療機器メーカー。心臓血管、メディカルケア、血液・細胞テクノロジーの3カンパニー製品を供給。血管内治療・心臓血管外科手術領域のカテーテルや人工心肺装置などの製品群は世界トップクラス。
業績の推移と今後の見通し
2024年3月期通期の売上高は3期連続の増収となり過去10年の最高を更新している。利益面でも10年間の営業利益の平均成長率が7.9%と安定して成長しており、2025年3月期も増収増益予想となっている。海外売上高構成を見ると、米州や日本、欧州、アジア等と幅広く事業を展開していることが分かる。世界トップクラスであるカテーテルや人工心肺装置などを含む心臓血管カンパニーの売上高は特に海外の占める比率が高く、グローバルな競争力の高さがうかがえる。アナリストの平均レーティングはやや強気、目標株価と比較した直近の株価は割安な水準であり、今後も上昇の余地がありそう。
(出所)マネックス銘柄スカウター
ダイフク(6383)
企業概要
マテリアルハンドリング(マテハン)システムの世界最大手。物流システムのマテハン機器や自動倉庫システム、生産ライン・クリーンルーム向け搬送・自動化システムを提供。マテハンシステムは世界で25の国・地域に生産・販売拠点を持ち世界トップ、立体自動倉庫は国内トップ。
業績の推移と今後の見通し
2024年3月期通期の売上高は4期連続の増収となり過去10年の最高を更新している。利益面でも10年間の営業利益の平均成長率が17.3%と安定して成長しており、変則決算となる今年度の業績についても12か月換算すると増収増益予想となっている。海外売上高構成を見ると、日本の他にもアメリカや中国などグローバルに事業を展開していることが分かる。北米を中心に重要な事業活動を行うDNAグループを始めとして海外24の国と地域に拠点を構えて生産体制のローカル化を進めている。アナリストの平均レーティングは強気、目標株価と比較した直近の株価は割安な水準であり、今後も上昇の余地がありそう。
(出所)マネックス銘柄スカウター
レーザーテック(6920)
企業概要
半導体検査装置メーカー。半導体検査装置、FPD(フラットパネルディスプレイ)フォトマスク欠陥検査装置の製造・販売を行う。主要製品のうち半導体マスク関連の検査装置は世界シェア80%、EUVマスクブランクス欠陥検査装置は世界シェア100%。
業績の推移と今後の見通し
2024年6月期通期の売上高は10期連続の増収となり過去10年の最高を更新している。利益面でも10年間の営業利益の平均成長率が38.7%と高成長を続けており、2025年6月期も増収増益予想となっている。海外売上高構成を見ると、台湾や韓国、米国、欧州と幅広く事業を展開していることが分かる。海外売上高比率は93.3%と非常に高く、前述のとおり主要製品のなかには世界シェア100%を誇る製品もあり、グローバルな競争力の高さがうかがえる。アナリストの平均レーティングはやや強気、目標株価と比較した直近の株価は割安な水準であり、今後も上昇の余地がありそう。
(出所)マネックス銘柄スカウター
SCREENホールディングス(7735)
企業概要
半導体製造装置メーカー。半導体製造装置を中核に、ディスプレイ製造装置、成膜装置、プリント基板関連機器、グラフィックアーツ機器の製造・販売を行う。半導体・液晶製造装置用の枚葉式洗浄装置・バッチ式洗浄装置・スピンスクラバー、印刷版出力装置(CTP)、ディスプレイ用コーターデベロッパーは世界トップ。
業績の推移と今後の見通し
2024年3月期通期の売上高は3期連続の増収となり過去10年の最高を更新している。利益面でも10年間の営業利益の平均成長率が26.6%と高成長を続けており、2025年3月期も増収増益予想となっている。海外売上高構成を見ると、中国、日本、米国、台湾等と幅広く事業を展開していることが分かる。世界トップシェアを誇る各種半導体洗浄装置を含む半導体製造装置事業の売上高は特に海外の占める比率が高く、グローバルな競争力の高さがうかがえる。アナリストの平均レーティングは中立、目標株価と比較した直近の株価は割安な水準であり、今後も上昇の余地がありそう。
出所)マネックス銘柄スカウター
朝日インテック(7747)
企業概要
世界的なカテーテルメーカー。低侵襲治療製品の開発・製造・販売、OEM・ODM生産、医療部材・産業部材の供給を行う。主力商品は血管内治療に使用される治療用のガイドワイヤー・カテーテル製品で、PTCA(経皮的冠動脈形成術)ガイドワイヤーは国内トップ・世界トップクラス。
業績の推移と今後の見通し
2024年6月期通期の売上高は4期連続の増収となり過去10年の最高を更新している。利益面でも10年間の営業利益の平均成長率が14.0%と安定して成長しており、2025年3月期も増収増益予想となっている。海外売上高構成を見ると、米国や中国、欧州、日本等と偏りなく事業を展開していることが分かる。2024年6月期はセグメント業績の大半を占めるメディカル事業の全領域において海外市場の全地域で売上高が増加しており、グローバルな競争力の高さがうかがえる。アナリストの平均レーティングは強気、目標株価と比較した直近の株価は割安な水準であり、今後も上昇の余地がありそう。
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マネックス銘柄スカウターとは
マネックス銘柄スカウターとは、2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」「理論株価」など投資判断に役立つ様々な情報をご提供しています。
PC、スマートフォン、マネックス証券アプリでの銘柄スカウターのご利用方法
企業が決算短信等では発表しない3ヶ月に区切った業績を表示
理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途を表示
「10年スクリーニング」の使い方
「10年スクリーニング」とは、2019年4月の提供開始以来ご好評をいただいている機能です。過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能です。下記では簡単な使い方をご説明します。
銘柄スカウターを開いたら上部の黄色いメニューの「10年スクリーニング」を押す。
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10年スクリーニングを開いたら「新規作成」ボタンを押す。
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絞り込みたい詳細条件をチェックする。チェックが出来たら「決定」ボタンを押す。
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