当社が実施する信用取引における個別銘柄規制について、以下の通り、その内容を開示させていただきます。
当社では、制度信用取引および一般信用取引の取扱いをしており、多くの銘柄で信用取引をご利用いただけるよう対応しております。
しかし一方で、銘柄の中には市場での出来高が少なく、信用取引建玉の決済や代用証券の売却に時間を要し、その間に株価が大きく変動するものも想定されます。また、特定銘柄への集中投資や二階建て取引により、株価変動に伴う追加保証金発生の可能性が高くなる場合もあります。
そうした中、当社では、お客様にとって思いがけない大きな損失の発生を防止するとともに、当社のリスク管理の観点から、以下のとおり、お客様の取引について、法令諸規則等の変更、金融商品取引所の取引規制とは別に、当社自身の判断により、建玉株数の上限設定、新規建規制や代用証券掛目の変更または除外(掛目0%)とする規制などを実施いたします。
なお、市場動向、売買動向等により、当社が個別銘柄の取引についてリスクが高いと判断した際には、以下の基準に関わらず、同様の規制を行う場合がありますので、ご了承ください。
また、一般信用取引において売建の建玉を保有している間、当社事由(在庫不足等)により、翌営業日以降強制返済させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
お客様毎の1銘柄当りの建玉および代用証券の合計について、原則として、上限株数を以下の基準にて設定いたします。
規制対象銘柄 | 規制内容 | |
---|---|---|
債務超過銘柄 | 信用新規建て禁止 | - |
整理銘柄 | 信用新規建て禁止 | 代用除外(掛目0%)(※1) |
監理銘柄(※2) | 信用新規建て禁止 | - |
「特別注意銘柄」に指定された銘柄(※3) | 信用新規建て禁止 | - |
「特別周知銘柄」として公表された銘柄(※3) | 信用新規建て禁止 | - |
「株価×1単元」(最低約定代金)が1,000円未満の銘柄(※4) | 信用新規建て禁止 | - |
「株価×1単元」(最低約定代金)が2,000円未満の銘柄(※4) | 一般信用新規建て禁止 | - |
当社内におけるお客様の建株数合計、または市場全体の建株数が、当該銘柄の出来高状況などに比べ、過大であると当社が判断した銘柄(※5) |
増担保規制 信用新規建て禁止 |
- |
会社発表や報道等の内容から、企業の継続性に疑義が生じた銘柄等(※6) |
増担保規制 信用新規建て禁止 |
代用掛目規制 (※8) |
出来高が過少で流動性が確保できないなど、決済リスクの観点から当社が不適当と判断した場合当社内の信用取引建玉状況や代用有価証券の預り状況等に著しく偏りが見られるなど、与信管理の観点から当社が不適当と判断した場合 | ||
特定の銘柄について、明らかに経営に重大な影響を与えると認められる事象等が発生し、今後、株価が継続的かつ大幅に下落することが予想され、当該銘柄の時価が本来の株価水準を反映していないことから保証金としての適切な評価を行うことができないと当社が認めた場合(※7) |
休日(祝日)に上場廃止が決定された場合のご留意事項
休日(祝日)に上場廃止(整理銘柄指定)が決定され、それにより代用有価証券の適用除外(代用掛目0%)となる場合、当社ではシステム上、当該代用有価証券が適用除外となるのは休日明け翌々営業日(上場廃止決定日をX日とした場合、X+2日)の5:00頃となります。それにより、以下の点において通常(営業日に上場廃止(整理銘柄指定)が決定された場合)とは異なる対応となりますので、予めご注意ください。
① 追加保証金発生に関するご案内メールについては、休日明け翌々営業日(X+2日)朝(7:30頃)に配信されます。
② 上場廃止が決定された翌営業日(X+1日)までに受付された新規建てのご注文および期間注文については、翌営業日(X+1日)に発注された場合でも、当該代用有価証券が適用除外となることで委託保証金に不足が発生する場合には、当該注文が翌々営業日(X+2日)以降、「失効」となることがございます。
③ 上場廃止が決定された翌営業日(X+1日)までに受付された新規建てのご注文および期間注文については、翌営業日(X+1日)に発注され、注文が約定した場合でも、当該代用有価証券が適用除外となることで委託保証金に不足が発生する場合には、所定の期日までに不足を解消いただく必要があります。
ご注意
銘柄が以下の措置に該当した場合は、信用新規建て禁止の規制を実施します。
実施措置 | 対象銘柄 | 適用時期 |
---|---|---|
上場廃止 | 該当銘柄 | 発表後速やかに規制実施 |
株式合併 | 被合併銘柄 | 最終売買日の1ヶ月前応当日より |
株式交換 | 被交換会社 |
|
株式移転 | 完全子会社 |
|
株式併合(※) | 該当銘柄 |
※株式併合と同時に「単元株数の変更」が行われて割当てられる新株式が保有建玉数に関わらず変更後の売買単位で割り切れる場合は新規建て禁止が設定されないことがあります。
一般信用取引においては、上記の他に、次の場合においても、新規建て禁止が設定されます。
また、一般信用取引において売建の建玉を保有している間、当社事由(在庫不足等)により、翌営業日以降強制返済させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
実施措置 | 対象銘柄 | 適用時期 |
---|---|---|
非整数倍の株式分割(※) | 該当銘柄 | 発表後速やかに規制実施 |
上場型新株予約権の割当 | 該当銘柄 | 実施日の1ヶ月前 |
※株式分割により割当てられる新株式が売買単位で割切れない場合や、同時に「単元株数の変更」が行われ保有建玉数に関わらず株数が変更後の売買単位で割り切れない場合に新規建て禁止が設定されます。
また、上記以外の事由であっても、当社事務手続上の制約等により、新規建て禁止となる場合があります。
1銘柄の総建玉金額と総保証金額に占める割合が高く、当該銘柄の建株数及び代用証券が出来高状況に比べて過大(5日間移動平均出来高の70%以上など)であると当社が判断した場合などに、個別口座毎に「新規建禁止」の規制を実施することがあります。
建玉の銘柄が以下の措置に該当した場合は、制度信用取引、一般信用取引の別、また、お客様の建日に係らず決済期日は繰上げ(または設定)となります。
いずれの場合も、お客様には「繰上げ後の返済期日の前営業日」までに反対売買、現引または現渡による決済をしていただきます。(ただし、特段の事情があると当社が判断した場合、決済期日は繰上がらないこともあります。)決済期日の繰上げに伴う建玉毎の変更後の決済期日は、ログイン後「建玉一覧」画面にて、お客様ご自身でご確認ください。
実施措置 | 対象銘柄 | 変更後の決済期日 |
---|---|---|
上場廃止 | 該当銘柄 | 最終売買日の前営業日 |
株式合併 | 被合併銘柄 | |
株式交換 | 被交換会社 | |
株式移転 | 完全子会社 | |
株式併合(※) | 該当銘柄 | 権利付最終日の前営業日 |
※株式併合と同時に「単元株数の変更」が行われて割当てられる新株式が保有建玉数に関わらず変更後の売買単位で割り切れる場合は新規建て禁止が設定されないことがあります。
一般信用取引においては、上記の他に、次の場合においても、お客様の建日に係らず決済期日が設定されます。
また、一般信用取引において売建の建玉を保有している間、当社事由(在庫不足等)により、翌営業日以降強制返済させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
実施措置 | 対象銘柄 | 変更後の決済期日 |
---|---|---|
非整数倍の株式分割(※) | 該当銘柄 | 権利付最終日の前営業日 |
上場型新株予約権の割当 | 該当銘柄 | 権利付最終日の前営業日 |
※株式分割により割当てられる新株式が売買単位で割切れない場合や、同時に「単元株数の変更」が行われて割当てられる新株式が変更後の売買単位で割り切れない場合に新規建て禁止が設定されます。
また、上記以外の事由であっても、当社事務手続上の制約等により、当社の定める決済期日へ繰上げとなる場合があります。
信用取引において、担保としてお客様が当社に差し入れている現物株式と、買い建てした銘柄が同一である場合の取引のこと。
返済期限は6ヶ月と決められており、6ヶ月を超えてPTS制度信用取引を継続することはできません。
原則として貸借取引により当社が買付代金を借り入れることは可能ですが、売付株券等を借り入れることができるのは、PTS制度信用銘柄のうち、金融商品取引所が決めた銘柄(貸借銘柄)において証券金融会社が選定した銘柄の中からPTS運営業者が選定した銘柄に限られます。
そのため、東証で貸借銘柄であり、PTSでは貸借融資銘柄となる銘柄が存在する場合があります。この場合、貸借取引の申込制限措置等が実施された場合には、PTSにおいて貸借融資銘柄であっても買い建てた株券等の現引が制限または停止されることがあります。
PTS一般信用取引によって行った売買の決済のために、貸借取引を利用することはできません。
なお、当社における銘柄選定、金利、貸株料、品貸料、貸株料その他の取扱いは、原則信用取引ルールに準じます。
証券総合取引口座をお持ちの方
信用取引口座申込画面へ遷移します