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【今さら聞けない!半導体株入門】AIブームで上昇した銘柄と次の主役候補を探る

米国半導体株の主要銘柄や業界構造を整理し、成長性や収益性に着目したスクリーニング結果も紹介します。AI関連株への投資を検討している方はもちろん、半導体業界を基礎から学びたい方にもおすすめの内容です。

まずはここから!半導体業界を図解で理解しよう

近年の株式市場では、半導体関連銘柄の存在感が大きく高まっています。その動きを示しているのが、「SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)」です。

SOX指数は、エヌビディアやAMDなど米国に上場する主要な半導体関連企業30銘柄で構成される指数で、半導体業界全体の動向を表す代表的な指標として知られています。直近三か月でもこのSOX指数が約2倍に急騰するなど大きく上昇しており、半導体関連銘柄に多くの投資マネーが集まっていることがうかがえます。

では、「半導体株」とひと口に言っても、どのような企業があり、それぞれどのような役割を担っているのでしょうか。まずは業界全体の構造から見ていきましょう。

SOX指数グラフ
Bloombergよりマネックス証券作成

半導体業界マップ

現在の私たちの身の回りには、スマートフォンやパソコン、自動車、家電製品、さらには生成AIサービスまで、さまざまなテクノロジーがあふれています。こうした製品やサービスを支えている重要な部品が「半導体」です。

一方で、「半導体は何に使われているの?」「エヌビディアやTSMCといった企業は何をしている会社なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は半導体業界は、設計を行う企業、おもに演算処理を行うCPU・GPUといった半導体を製造する企業、データの保持や読み書きを行う半導体メモリーを製造する企業など、多くの企業が役割を分担することで成り立っています。

まず、エヌビディアやAMDなどの「設計企業(ファブレス)」が半導体の設計を行います。その設計図をもとに、TSMCやインテルなどの「製造企業(ファウンドリー)」が実際に半導体を生産します。また、AIデータセンターなど、AIのインフラに欠かせない高性能な半導体メモリーを製造するマイクロン・テクノロジーやサンディスク、日本のキオクシアなどの「メモリーメーカー」も重要な存在です。

さらに、アプライド・マテリアルズやラム・リサーチ、KLAといった「製造装置メーカー」は、半導体工場で使われる設備や検査装置を提供しており、半導体産業全体を支える縁の下の力持ちと言えます。

こうして作られた半導体は、マイクロソフトやアマゾン、アルファベット(グーグル)、メタ・プラットフォームズなどが運営するデータセンターで大量に活用され、生成AIやクラウドサービスとして私たちの生活を支えています。

画像は横にスクロールします

半導体業界マップ
マネックス証券作成

AIブームで市場が評価した半導体株

半導体業界の動向を確認したところで、実際に市場から評価を集めている半導体関連銘柄に目を向けてみましょう。米国市場ではAI需要の拡大を背景に半導体関連企業への期待が高まっており、関連銘柄の株価も大きく上昇しています。そこで今回は、こうした成長トレンドの恩恵を受けながら業績を伸ばしている企業に注目するため、銘柄スカウター米国株で以下の条件を設定し銘柄を抽出しました。

スクリーニング条件

10年スクリーニングの「新規作成」ボタンを押して基礎条件を設定し、「条件を追加する」ボタンを押して詳細条件を設定してスクリーニングします。

【基礎条件】

区分:個別株、業種:半導体、時価総額:1,000百万USD~

【詳細条件】

  • [通期]成長率 (3/5/10年)(売上高):5年・8.0%~
  • [通期]成長率 (3/5/10年)(営業利益):5年・8.0%~
  • [通期]10年間の最高更新(当期利益):最高を更新した銘柄

スクリーニング結果

ティッカー 銘柄名 直近終値
(06/18)
5年
成長率
(売上高)
5年
成長率
(営業利益)
AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ 537.37 28.8% 22.0%
ASML ASMLホールディング 1,929.68 18.5% 22.8%
AVGO ブロードコム 411.35 21.7% 44.0%
FSLR ファースト・ソーラー 257.7 14.0% 37.6%
KLAC KLA 259.56 15.9% 23.3%
LRCX ラム・リサーチ 389.04 12.9% 17.2%
NVDA エヌビディア 210.69 66.9% 95.8%
NVMI ノバ 575.31 26.7% 35.5%
TSM 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー 462.12 23.3% 27.9%

【出所】6/18時点の銘柄スカウター米国株

AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)

上記の半導体マップでは①に属する半導体の設計会社。特に、PC、ゲームコンソール、データセンター、産業用、および自動車用途などの市場向けに行っており、PCやデータセンターで使用される中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)が特に強い。

企業の成長率・売上高・その他

2025年通期売上高は346億ドル(前年比34%増)を記録し、過去最高を更新。セグメントは、データセンター部門が約半数を占めており、2025年通期の売上高は約166億ドル(前年比32%増)と記録的な数値を達成。クラウド事業者や大手テクノロジー企業の設備投資拡大を追い風に、データセンター事業の成長が続いているため、AI半導体市場でどこまでシェアを拡大できるかはポイントになりそう。

AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の営業利益・売上高のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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AVGO(ブロードコム)

上記の半導体マップでは同じく①に属するするものの、さまざまなソフトウェア事業へと拡大し、年間収益は$300億を超える。無線、ネットワーク、ブロードバンド、ストレージ、工業市場にまたがる17の中核製品ラインを販売しており、世界第六位の半導体企業。

企業の成長率・売上高・その他

通期売上高は過去10年の最高を更新しており10期以上の増収で、5年平均の売上高成長率は21.7%と高い水準を維持。また、10期以上の増配や自社株買いなど、株主還元にも積極的。半導体関連銘柄で着実に利益を出しているものの、2026年6月24日現在の銘柄スカウター米国株「銘柄カルテ」の「妥当株価(対株価)」では、22.7%の割安という評価。

AVGO(ブロードコム)の営業利益・売上高のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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他の半導体業界を支える実力派企業は?

ここまで、AIブームを背景に市場から高い評価を受けている半導体企業を見てきました。一方で、半導体業界にはエヌビディアやAMDのような知名度の高い企業以外にも、業界を支える重要な企業が数多く存在します。次は、スクリーニング条件を少し変えて今後も利益成長が期待されている企業を抽出してみました。

スクリーニング条件

10年スクリーニングの「新規作成」ボタンを押して基礎条件を設定し、「条件を追加する」ボタンを押して詳細条件を設定してスクリーニングします。

【基礎条件】

業種:半導体、時価総額:50百万USD~

【詳細条件】

  • [通期]成長率(3/5/10年)(売上高):5年・10.0%~
  • [通期]利益率(営業利益):25.0%~
  • [指標]ROE:20.0%~
  • [アナリスト予想]今期予想増益率(当期利益):15.0%~・1人以上

スクリーニング結果

ティッカー 銘柄名 直近終値 5年
成長率
(売上高)
利益率
(営業利益)
ROE
AMAT アプライド・マテリアルズ 617.11 10.5% 29.9% 39.7%
ASML ASMLホールディング 1,929.68 18.5% 34.6% 52.2%
AVGO ブロードコム 411.35 21.7% 40.8% 37.3%
CRDO クレド・テクノロジー・グループ・ホールディング 271.83 86.8% 33.3% 34.4%
KLAC KLA 259.56 15.9% 41.2% 95.0%
LRCX ラム・リサーチ 389.04 12.9% 32.0% 66.8%
NU マイクロン・テクノロジー 1,133.99 11.8% 26.2% 39.8%
NVDA エヌビディア 210.69 66.9% 60.4% 114.3%
NVMI ノバ 575.31 26.7% 28.8% 22.3%
QCOM クアルコム 226.11 13.5% 28.0% 36.1%
TSM 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー 462.12 23.3% 50.8% 36.5%

【出所】6/18時点の銘柄スカウター米国株

CRDO(クレド・テクノロジー・グループ・ホールディング)

上記の半導体マップでは④に属する半導体製造装置で事業を展開。特に、データインフラ市場において、すべての有線接続における帯域幅の制約を打破する高速ソリューションを提供する。創業は2008年。

企業の成長率・売上高・その他

通期売上高は6期連続増収を達成しており、5年平均成長売上高は86.8%。また、利益面においても四半期連続増益を記録しており、直近の当期利益は前年同期比で362.1%と急拡大。さらに、コンセンサス予想も売上高が前期比76.6%、当期利益が同151.3%と、引き続き大幅な成長が見込まれており、今後の成長が期待できる。

CRDO(クレド・テクノロジー・グループ・ホールディング)の営業利益・売上高のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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米国株の銘柄分析

「銘柄スカウター」シリーズには、日本株分析ツール「マネックス銘柄スカウター」だけでなく、アップルやナイキなどの米国株を分析する「銘柄スカウター米国株」もあります。日本株で行えるスクリーニングや、決算情報をいち早くキャッチできる「決算フラッシュ」メニューもございますので、是非ご活用ください。

銘柄スカウター米国株

銘柄スカウター米国株に関する詳しい情報は以下のコンテンツでも紹介しております。是非ご参照ください。

銘柄スカウター米国株

マネックス銘柄スカウターとは

マネックス銘柄スカウターとは、2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「通常発表されない3か月に区切った業績推移」「10年スクリーニング」「業績予想修正履歴」「理論株価」「保有銘柄・配当情報」など投資判断に役立つ様々な情報をご提供しています。

企業が決算短信等では発表しない3か月に区切った業績推移を表示

四半期業績推移(3か月)のキャプチャ

様々な条件を設定して銘柄探しができる「10年スクリーニング」

10年スクリーニングのキャプチャ

業績予想の修正履歴と通期実績の推移をグラフ表示

業績予想修正履歴のキャプチャ

理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途をまとめて表示

理論株価のキャプチャ

当社で保有している日本株(現物)や配当情報を一覧表示

保有銘柄・配当情報のキャプチャ
銘柄スカウターで保有銘柄や配当情報の一覧表示が可能に!

マネックス銘柄スカウターの起動方法

国内外上場有価証券取引に関する重要事項

  • 国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。信用取引では、約定したお取引に対し当社が定める手数料がかかる他、信用金利等がかかります。
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