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投資信託の投資対象を知る

投資信託にはさまざまな投資対象があり、それらに分散して投資することでリスクを抑えることができます。こちらでは分散投資の重要性と主な投資対象をご紹介します。

分散投資の重要性

地域・資産の分散

投資の世界で有名な格言のひとつに「卵は一つのかごに盛るな(Don't Put all your eggs in one basket)」があります。卵を一つのかごに盛った場合、誤ってかごを落とすとすべての卵が割れてしまいます。これに対し卵を複数のかごに分けて盛った場合は、一つのかごを落としても残りのかごの卵は無事です。卵を分散してかごに入れることで、リスク分散を行えるということです。
投資においても、特定の地域や資産だけに投資をするよりも、様々な対象に投資をした方がリスクが分散(抑制)できるといえます。

タイミングの分散

リスクを分散させるための手段として、タイミングの分散があります。中でも有名な手法である「ドルコスト平均法」をご紹介します。

ドルコスト平均法による積立投資

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を、時間を分散して一定の金額で定期的に買付する手法です。この手法で金融商品を買付していくと、価格が低いときの買付量は多く、価格が高いときの買付量は少なくなり、結果として平均買付単価を低く抑えることが期待できます。

<ドル・コスト平均法の計算例>

基準価額の推移(1万口あたり)

基準価額の推移(1万口あたり)のグラフ

A B C D E F 合計
買付金額(円) 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 60,000
買付口数(口) 10,000 8,333 12,500 16,667 14,286 9,091 70,877

1万口当たりの平均買付価格8,465円

ある金融商品を毎月1万円ずつ6回買付し続けた例です。1回目で6万円分一気に買付するよりも多くの口数を買付することができ、平均買付単価が抑えられています。

主な投資対象

株式

積極的にリターンを追求できる一方で、リターンの変動幅(リスク)が債券等と比べて大きくなる傾向があります。大型株(時価総額が大きく流動性が高いため相対的に値動きが緩やかな株式)に投資するものや中小型株(発行済株式総数が少なく流動性も低いため株価が大きく変動しやすい株式)に投資するものなどがあります。

債券

債券とは、国や地方公共団体、企業などが投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。債券は利息と満期償還金の支払いが約束されており、株式ほど価格の変動幅が大きくありません。そのため、一般的に株式等と比べるとリターンが小さくなる半面、リスクも小さくなります。

不動産投資信託(リート)

投資家から集めた資金で、マンションやオフィスビルなどへ投資を行い、賃貸収入や売却益を投資家に分配する金融商品を不動産投資信託(リート)といいます。複数のリートに分散投資をするのが不動産投資信託型ファンドです。一般的に、株式と同程度のリスク(リターンの変動幅)があるといわれます。

バランス型

国内外の株式や債券、不動産投資信託(リート)など複数の資産に分散投資する投資信託をバランス型ファンドといいます。値動きの異なる資産に分散投資することにより、リスクの低減効果が期待できます。
また、各資産の値動きや景気動向などに応じて、資産配分を自動的に調整する機能がある商品もあります。

投資信託取引に関する重要事項

<リスク>

投資信託は、主に値動きのある有価証券、商品、不動産等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた有価証券、商品、不動産等の値動き等(組入商品が外貨建てである場合には為替相場の変動を含む)の影響により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。また、外貨建て投資信託においては、外貨ベースでは投資元本を割り込んでいない場合でも、円換算ベースでは為替相場の変動により投資元本を割り込むことがあります。投資信託は、投資元本および分配金の保証された商品ではありません。

<手数料・費用等>

投資信託ご購入の際の申込手数料はかかりませんが(IFAを媒介した取引を除く)、購入時または換金時に直接ご負担いただく費用として、約定日の基準価額に最大0.75%を乗じた額の信託財産留保額がかかります。また、投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して最大年率3.1%(税込:3.41%)を乗じた額の信託報酬のほか、その他の費用がかかります。また、運用成績に応じた成功報酬等がかかる場合があります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。なお、IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引から投資信託を購入される際は、申込金額に対して最大3.5%(税込:3.85%)の申込手数料がかかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「ファンド詳細」よりご確認ください。

<その他>

投資信託の購入価額によっては、収益分配金の一部ないしすべてが、実質的に元本の一部払い戻しに相当する場合があります。また、通貨選択型投資信託については、投資対象資産の価格変動リスクに加えて複雑な為替変動リスクを伴います。投資信託の収益分配金と、通貨選択型投資信託の収益/損失に関しては、以下をご確認ください。
投資信託の収益分配金に関するご説明
通貨選択型投資信託の収益/損失に関するご説明
お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「目論見書補完書面」「投資信託説明書(交付目論見書)」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。