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半導体一極集中からテーマ分散へ?注目高まる宇宙関連銘柄

AI投資需要を背景に上昇の続いていた半導体関連銘柄ですが、このところ大きな上下動を繰り返しています。そんな中、半導体一極集中の動きから様々な業種・テーマへの物色が見られ、例えば、SpaceXの上場をきっかけに、宇宙関連ビジネスへの関心も高まっています。宇宙ビジネスはロケット打ち上げにとどまらず、衛星通信、防衛、地球観測、航空宇宙部品など幅広い分野に広がっています。本記事では、テーマ分散の候補として米国に上場している宇宙関連銘柄に注目し、銘柄スカウター米国株を活用した見方やスクリーニング条件を紹介します。

SpaceXの事業拡大から見る宇宙ビジネスの広がり

報道によると、SpaceXは同社の主要事業である衛星インターネット事業「スターリンク(Starlink)」を提供する元となるStarlink衛星を、2026年前半だけで1,589基打ち上げました。これは、前年同期の1,489基を上回るペースとなっています。こうした衛星網の拡大は、宇宙ビジネスが通信、防衛、地球観測、データ活用など幅広い分野へ広がっていることを示しています。

そこで今回は、銘柄スカウター米国株を活用し、宇宙関連ビジネスを支える企業の中から、業績面で成長が期待される銘柄を探していきます。

宇宙ビジネス業界マップ

現在の私たちの生活では、スマートフォンの通信、天気予報、地図アプリ、災害監視、航空機の運航、さらには安全保障まで、宇宙に関わる技術がさまざまな場面で活用されています。こうしたサービスを支えているのが、人工衛星やロケット、地上設備、データ分析などを含む「宇宙ビジネス」です。

宇宙関連ビジネスと聞くと、SpaceXのようなロケット打ち上げ企業を思い浮かべる方が多いと思いますが、他にも様々な周辺分野の企業が存在します。例えば、人工衛星を宇宙へ運ぶ企業、衛星通信サービスを提供する企業、衛星画像を分析する企業、防衛・安全保障に関わる企業、ロケットや衛星向けの部品・システムを提供する企業など、多くの企業が役割を分担することで成り立っています。
宇宙関連銘柄を見る際には、「ロケット・打ち上げ関連」「衛星通信・インターネット関連」「防衛・安全保障関連」「地球観測・データ分析関連」「航空宇宙部品・システム関連」といった分野ごとに整理すると、各企業の事業内容や成長機会を理解しやすくなります。

宇宙ビジネス業界マップ
マネックス証券作成

SpaceX以外の宇宙・防衛関連企業とは

SpaceXは宇宙ビジネスへの注目を集める象徴的な企業ですが、投資テーマとして見る場合には、SpaceX以外の関連企業にも目を向けることが重要です。宇宙関連ビジネスは、ロケット打ち上げだけでなく、衛星通信、防衛、地球観測、航空宇宙部品など複数の分野に広がっています。例えば、アクソン・エンタープライズ(AXON)のような防衛・安全保障領域に関わる企業や、ローア・ホールディングス(LOAR)のような航空宇宙・防衛向け部品を手がける企業など、SpaceX以外にも宇宙関連テーマに関わる上場企業があります。

今回は、銘柄スカウター米国株を活用し、SpaceXの他に宇宙・防衛関連で活躍する企業の中から、成長が期待される銘柄を探すためのスクリーニング条件を設定しました。

スクリーニング条件

宇宙関連株は夢のあるテーマですが、まだ収益化途上の企業も多いため、財務健全性も考慮し、スクリーニング条件を設定しました。今回も通常通り、10年スクリーニングの「新規作成」ボタンを押して基礎条件を設定し、「条件を追加する」ボタンを押して詳細条件を設定してスクリーニングします。

[基礎条件]

業種:航空宇宙・防衛

[詳細条件]

  • [通期]成長率 (3/5/10年)(売上高):3年・5.0%~
  • [アナリスト予想]今期予想増益率(当期利益):0.0%~・1人以上
  • [指標]自己資本比率:30.0%~

スクリーニング結果

ティッカー 銘柄名 直近終値
(7/8)
3年
成長率
(売上高)
今期予想
増益率
(当期利益)
自己資本
比率
AIR AAR 133.3 15.2% 1,364.0% 42.6%
AXON アクソン・エンタープライズ 599.8 32.7% 410.4% 46.3%
CDRE キャドリ・ホールディングス 28.83 10.1% 33.0% 41.3%
CODA コーダ・オクトパス・グループ 9.48 6.1% 39.2% 90.1%
DRS レオナルドDRS 44.71 10.6% 24.5% 60.9%
GD ゼネラル・ダイナミックス 374.31 10.1% 7.2% 44.8%
HEI ハイコ 347.78 26.6% 23.9% 50.6%
HII ハンティントン・インガルス・インダストリーズ 289.47 5.4% 16.9% 39.8%
HWM ハウメット・エアロスペース 271.58 13.4% 32.5% 47.9%
HXL ヘクセル 98.53 6.3% 51.6% 46.3%
KRMN カルマン・ホールディングス 49.96 27.7% 265.6% 34.7%
KTOS クレイトス・ディフェンス・アンド・セキュリティー・ソリューションズ 50.38 14.5% 398.8% 80.9%
LHX L3ハリス・テクノロジーズ 293.44 8.6% 33.6% 47.7%
LOAR ロアー・ホールディングス 72.16 27.5% 75.1% 57.9%
MOB モービリコム 4.97 28.6% 97.2% 42.6%
RDV レッドワイヤー 10.58 27.8% 20.3% 73.1%
RKLB ロケット・ラボ 83.35 41.8% 61.9% 74.1%
RTX RTX 194.91 9.7% 39.3% 38.1%
SARO スタンダードエアロ 28.15 13.5% 66.1% 40.7%
VSEC VSE 206.52 5.4% 1,052.1% 70.9%
VVX V2X 76.81 15.7% 147.5% 33.1%
WWD ウッドワード 399.58 14.4% 29.9% 55.4%

【出所】7/13時点の銘柄スカウター米国株

KRMN(カルマン・ホールディングス)

ミサイル防衛や宇宙開発に使われる重要な部品・システムを設計・試験・製造・販売する米国企業。同社の製品は、米国国防総省(DoD)や宇宙関連プログラムで利用されており、ミサイル、ロケット、人工衛星などを安全かつ正確に運用するためのシステムを提供している。

企業の成長率・売上高・その他

2025年通期売上高は4.7億ドル(前年比36.6%増)となり、過去最高を更新。3期連続増収で、直近2026年3月発表の1Q決算では前年比262.3%増加を達成しており、宇宙・防衛関連需要の高まりを背景に成長が続く。2025年2月にNYSEに上場したばかりの新規の銘柄なため今後の株価動向にも注目したい。

KRMN(カルマン・ホールディングス)の企業の成長率・売上高・その他

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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RKLB(ロケット・ラボ)

小型ロケット「Electron」による打ち上げサービスに加え、人工衛星の製造、宇宙機部品、軌道上での運用支援などを手掛ける米国の宇宙関連企業。現在は、小型ロケットに加えて、中型ロケット「Neutron」の開発も進めており、より大型の衛星やコンステレーション向けの打ち上げ需要の取り込みを目指す。
ロケット・打ち上げ関連から衛星製造や宇宙機部品、軌道上運用も手掛けているため、航空宇宙部品・システム関連にもまたがる企業といえる。

企業の成長率・売上高・その他

2025年通期売上高は6.02億ドル(前年比38%増)となり、過去最高を更新。グラフでは営業利益を示しているため、右肩下がりのように見えるが、先行投資も大きく、売上総利益は順調に推移している。セグメント別では、宇宙システム部門が4.03億ドルと売上高の約67%を占め、打ち上げサービス部門の1.99億ドルを上回る。両セクター共に業績の推移は好調で、戦略的なM&Aも好材料とされている。

RKLB(ロケット・ラボ)の企業の成長率・売上高・その他

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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VSEC(VSE)

航空機向けのアフターマーケット部品の販売や、整備・修理・オーバーホール(MRO)サービスを手掛ける米国企業。陸・海・空の輸送資産に対する修理サービス、部品供給、物流、サプライチェーン管理、コンサルティングサービスを商業市場および政府市場に提供している。事業は航空部門とフリート部門に分類されており、収益の大半は、商業、ビジネス、一般航空事業者向けに部品を供給およびMROサービスを提供する航空部門から得ている。

企業の成長率・売上高・その他

2025年通期では、航空アフターマーケット事業が初めて売上高10億ドルを突破し、同社にとって記録的な水準となった。また今期の売上高は過去10年の最高水準で、当期利益の今期予想増益率のコンセンサスが1052.1%増と見込まれている。背景には、前年利益の水準が低かったことに加え、事業再編による収益性改善やPAG買収による業績上乗せが評価されているよう。

VSEC(VSE)の企業の成長率・売上高・その他

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料

投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

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米国株の銘柄分析

「銘柄スカウター」シリーズには、日本株分析ツール「マネックス銘柄スカウター」だけでなく、アップルやナイキなどの米国株を分析する「銘柄スカウター米国株」もあります。日本株で行えるスクリーニングや、決算情報をいち早くキャッチできる「決算フラッシュ」メニューもございますので、是非ご活用ください。

銘柄スカウター米国株

銘柄スカウター米国株に関する詳しい情報は以下のコンテンツでも紹介しております。是非ご参照ください。

銘柄スカウター米国株

マネックス銘柄スカウターとは

マネックス銘柄スカウターとは、2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「通常発表されない3か月に区切った業績推移」「10年スクリーニング」「業績予想修正履歴」「理論株価」「保有銘柄・配当情報」など投資判断に役立つ様々な情報をご提供しています。

企業が決算短信等では発表しない3か月に区切った業績推移を表示

四半期業績推移(3か月)のキャプチャ

様々な条件を設定して銘柄探しができる「10年スクリーニング」

10年スクリーニングのキャプチャ

業績予想の修正履歴と通期実績の推移をグラフ表示

業績予想修正履歴のキャプチャ

理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途をまとめて表示

理論株価のキャプチャ

当社で保有している日本株(現物)や配当情報を一覧表示

保有銘柄・配当情報のキャプチャ
銘柄スカウターで保有銘柄や配当情報の一覧表示が可能に!

マネックス銘柄スカウターの起動方法

他にも様々な銘柄リストを公開中

国内外上場有価証券取引に関する重要事項

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