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世界市場見通し:強気を維持

シュローダー グローバル市場見通し

※本レポートは2025年1月上旬に英語で作成されたものを1月下旬に日本語に翻訳しています。

毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。

今月のポイント

株式については、強気の見通しを維持しています。企業収益が堅調であることを好感しています。景気後退リスクは低いとみるほか、人工知能(AI)の発展による生産性向上を期待しています。

社債については、魅力的な利回りを提供している欧州ハイイールド債券に対して、強気の見通しを維持しています。

資産クラスの見通し

株式 国債 社債 コモディティ
(商品先物)
強気 中立 強気 中立

強気の見通しを維持しています。企業収益が堅調であることを好感しています。景気後退リスクは低いとみるほか、人工知能(AI)の発展による生産性向上を期待しています。

中立の見通しを維持しています。バリュエーションの観点では割安感がありますが、米国経済は依然として堅調であること、トランプ新政権の政策がインフレ圧力を招く可能性を考慮しています。

魅力的な利回りを提供している欧州ハイイールド債券に対して、強気の見通しを維持しています。

エネルギーに対しては、製造業の軟調な需要を踏まえ弱気とする一方、金については、中央銀行の旺盛な需要を背景に強気の姿勢を維持しています。全体としては、中立の見通しを維持しています。

見通しの表示:強気 中立 弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げを示します。

資産クラス、分類(地域、通貨)毎の見通し

資産クラス 分類 見通し
株式 米国 強気

好調な業績期待のほか、米国経済が景気後退に陥るリスクは低いとみて、強気の見通しを維持しています。特に、堅調な利益成長を示している金融セクターを選好しています。

欧州 強気:対前月での見通しの引き上げ

欧州政治を巡る不確実性は高まっているものの、これらの悪材料は既に株式市場に織り込み済みと考えます。また、その他多くのリスクも概ね織り込まれたものと考えており、大型株中心に強気としています。

日本 中立

好調な業績のほか、ガバナンス改革の進展を好感していますが、日本銀行による金融政策正常化の動向を見極めるため、中立の見通しを維持しています。

アジア
(除く日本)
中立

中立の見通しを維持しています。中国について、トランプ新政権の政策が懸念されますが、関税不安が当初より和らいだほか、中国政府が景気刺激策を打ち出す可能性等、上振れリスクがあると考えます。韓国や台湾については、輸出企業の景気サイクルを注視しています。

新興国 中立

中立の見通しを維持しています。米国の金融緩和を巡る不確実性、米ドル高、関税引き上げによる影響などを懸念する一方、上記の通り、中国株式に上振れリスクがあるとみて、中立としています。

資産クラス 分類 見通し
国債 米国 中立

中立の見通しを維持しています。金融市場が織り込む米金融当局の利下げ期待は運用チームの見方に近付いている一方、インフレ動向や財政赤字を懸念しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。欧州ではインフレの減速や労働市場の正常化が見られ、欧州中央銀行(ECB)の利下げから恩恵を受けると考えますが、このような見方は既に織り込まれているとみています。

新興国
(現地通貨建て)
中立

キャリーの水準は魅力があると考えるものの、ドル高によるマイナスの影響もあると考えており、中立の見通しを維持しています。

米国インフレ
連動債
中立

中立の見通しを維持しています。インフレ再燃リスクはあるものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利は緩和的な水準ではなく、期待インフレ率と整合的な水準にあるとみています。

資産クラス 分類 見通し
投資適格
社債
米国 弱気

弱気の見通しを維持しています。バリュエーションは割高な水準にあるほか、金利上昇の可能性がある中、米国投資適格社債はデュレーションが相対的に長く金利感応度が高いことを懸念しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。米国対比でバリュエーションは魅力的な水準にあるほか、変動金利が多く活用されていることから、ECBの追加利下げはポジティブな材料となるとみています。

新興国
(米ドル建て)
中立

中立の見通しを維持しています。先進国市場対比で魅力的な利回りを提供していますが、米金利上昇による影響を注視しています。

資産クラス 分類 見通し
ハイイールド
社債
米国 中立

中立の見通しを維持しています。スプレッドは割高な水準にあるほか、米金利のボラティリティが高まり、ハイイールド債券に対する需要が減退することを懸念しています。

欧州 強気

強気の見通しを維持しています。バリュエーションは米国ハイイールド社債と比べて魅力的であり、過熱感は相対的に低いとみています。

資産クラス 分類 見通し
コモディティ
(商品先物)
エネルギー 弱気:対前月での見通しの引き下げ

2025年の原油市場は大幅に供給過多となるとの見通しから、弱気に引き下げました。

強気

強気の姿勢を維持しています。中国人民銀行が金購入を再開するなど、各中央銀行から旺盛な需要がみられています。

産業用金属 中立

インフラに関する中国当局の景気刺激策が限定的であったほか、世界的に製造業関連指標が軟調であることを踏まえ、中立の見通しを維持しています。

資産クラス 分類 見通し
通貨 米ドル 強気

強気の見通しを維持しています。

ユーロ 中立

中立の見通しを維持しています。欧州を巡る悲観的な見方、米国の関税リスク等は、既に織り込まれていると考えます。

日本円 中立:対前月での見通しの引き下げ

中立とします。ただし、円は歴史的に安い水準にあり、日本銀行が金融政策を正常化した場合には、上昇する可能性があると考えます。

出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。

本レポートは2025年1月上旬に英語で作成されたものを1月下旬に日本語に翻訳しています。

マネックス証券で取り扱うシュローダーが運用している投資信託

シュローダーはロンドンを本拠地とし、200年以上の歴史を誇る、英国の老舗資産運用グループです。個別企業の調査・分析などのリサーチ力に強みを持つアクティブ運用を中心に、日本株式をはじめ、海外株式・債券、ESG投資、マルチアセット、オルタナティブ投資などのファンドを取り揃えて、日本の投資家の皆さまにグローバルな投資機会を提供しています。

シュローダー・アジアパシフィックESGフォーカス・ファンド(資産成長型)

ノーロード つみたて 100円つみたて NISA成長枠

ファンドの特長

  • 日本を含むアジアパシフィック諸国の株式を実質的な主要投資対象とします。
  • 株式の銘柄選択にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を加味します。
  • ESGの観点を組み入れた運用アプローチを有するシュローダー・グループが運用を担当します。
  • 実質的外貨建て資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

シュローダーYENターゲット(年2回決算型・年1回決算型)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特長

  • 世界各国の株式、債券、通貨など様々な資産に分散投資しつつ、日本円をベースとした収益の獲得を目指します。
  • 市場環境などの変化に合わせた、機動的な資産配分の変更とポートフォリオのリスク管理を通じ、収益機会の追求と基準価額の下落リスクの抑制を目指します。
  • 為替変動リスクの低減を図るため、外貨建資産は、機動的に為替ヘッジを行います。
  • 「シュローダーYENターゲット(年2回決算型)」と「シュローダーYENターゲット(年1回決算型)」との間でスイッチングが可能です。(NISA口座についてはスイッチングのお取扱いはありません。)

シュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型) Aコース(為替ヘッジなし)・Bコース(為替ヘッジあり)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特長

マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に、複数のインカムアセット(世界の高配当株式、債券等)に投資し、市場環境に合わせて機動的に資産配分の調整を行う投資信託証券、および海外の債券等に投資する投資信託証券への投資を行います。
Aコース(為替ヘッジなし)の実質外貨建て資産については、為替ヘッジは行いません。
Bコース(為替ヘッジあり)の実質外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジにより米ドルと円との間の為替変動リスクの低減を図ることを基本とします。
運用はファミリーファンド方式で行います。マザーファンドの運用にあたっては、ファンド・オブ・ファンズ形式で行います。

マネックス証券取扱い「シュローダー・インベストメント・マネジメント」のファンド一覧はこちら

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シュローダー/Schrodersとは、シュローダーplcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。