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世界市場見通し:強気を維持

シュローダー グローバル市場見通し

本レポートは2025年3月上旬に英語で作成されたものを3月下旬に日本語に翻訳しています。

毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。

今月のポイント

株式については、強気の見通しを維持しています。底堅い労働市場を踏まえると、米国の景気後退を懸念するのは時期尚早であると考えます。バリュエーションの観点で、米国以外の妙味が増しているとみています。

社債については、見通しを中立に引き下げました。米国投資適格社債を筆頭にバリュエーションは割高な水準にあるほか、米国の政策を巡る不確実性を懸念しています。

資産クラスの見通し

株式 国債 社債 コモディティ
(商品先物)
強気 中立 中立:対前月での見通しの引き下げ 中立

強気の見通しを維持しています。底堅い労働市場を踏まえると、米国の景気後退を懸念するのは時期尚早であると考えます。バリュエーションの観点で、米国以外の妙味が増しているとみています。

中立の見通しを維持しています。米国債のバリュエーションは妥当な水準にあるとみるほか、イールドカーブはフラットニングする可能性があると考えます。

見通しを中立に引き下げました。米国投資適格社債を筆頭にバリュエーションは割高な水準にあるほか、米国の政策を巡る不確実性を懸念しています。

金と産業用金属を強気とする一方、過剰供給懸念からエネルギーは弱気としています。全体としては、中立の見通しを維持しています。

見通しの表示:強気 中立 弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げを示します。

資産クラス、分類(地域、通貨)毎の見通し

資産クラス 分類 見通し
株式 米国 強気

強気の見通しを維持していますが、やや中立寄りのスタンスに傾斜しています。労働市場は堅調であるものの、関税引き上げによりインフレが再燃するリスクがあります。

欧州 強気

強気の見通しを維持しています。欧州株式は年初来、堅調に推移していますが、バリュエーションは未だ割高な水準には達していないとみています。欧州企業の業績に上方修正がみられることも好感しています。

日本 中立

世界的に不確実性が高まっているほか、日本固有のカタリストにも欠けることから、中立の見通しを維持しています。

アジア
(除く日本)
強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。全国人民代表大会で、テクノロジー関連、消費関連の領域を支援する方針が示され、市場参加者の中国に対するセンチメントは改善するとみています。ただし、その他地域については中立としています。

新興国 強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。中国株式に対する見通しが改善しているほか、米ドル安が進んだ場合は新興国株式にとってプラス材料になると考えます。

資産クラス 分類 見通し
国債 米国 中立

中立の見通しを維持しています。足元、バリュエーションは妥当な水準にあるとみています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。インフレ懸念は緩和したものの、欧州諸国が防衛費を増額する方針を示したことを警戒しています。

新興国
(現地通貨建て)
強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。トランプ政権の政策を巡る不確実性から市場のノイズが高まる中、分散投資効果を期待しています。また、先進国対比で魅力的なバリュエーションを提供しているとみています。

米国インフレ
連動債
中立

中立の見通しを維持しています。関税を巡る不確実性は原油相場にとって逆風になるとみており、物価上昇を緩和する可能性があります。

資産クラス 分類 見通し
投資適格
社債
米国 弱気

弱気の見通しを維持しています。バリュエーションは割高な水準にあるほか、金利感応度が高いことを懸念しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。米国対比でバリュエーションは魅力的な水準にあるとみています。ただし、スプレッドが縮小していることを注視しています。

新興国
(米ドル建て)
中立

先進国市場対比で魅力的な利回りを提供していますが、明確なカタリストがないことから、中立の見通しを維持しています。

資産クラス 分類 見通し
ハイイールド
社債
米国 中立

中立の見通しを維持しています。バリュエーションは割高な水準にありますが、企業ファンダメンタルズは堅調であるほか、テクニカル要因も支援材料になるとみています。

欧州 中立:対前月での見通しの引き下げ

スプレッドが縮小したことを受けて投資妙味が薄まったと判断し、見通しを中立に引き下げました。

資産クラス 分類 見通し
コモディティ
(商品先物)
エネルギー 弱気

弱気の見通しを維持しています。OPEC+の供給が引き上げられた場合、原油価格にはさらなる下落余地があるとみるほか、米国では寒波が去りつつあり、天然ガス価格も下落する可能性があるとみています。

強気

強気の姿勢を維持しています。各中央銀行の需要がみられ、特に中国人民銀行が金購入を再開していることは特筆すべきことです。投資家の需要も増加しているほか、金利動向も追い風になるとみています。

産業用金属 強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。金属セクターへの投資が不十分であったことから、供給サイドにとって制約となっています。需要サイドでは、製造業の景気サイクルが好転していることも好感しています。

資産クラス 分類 見通し
通貨 米ドル 中立:対前月での見通しの引き下げ

トランプ政権の政策を巡る不確実性が高まっているほか、米金融当局の利下げ期待が織り込み出されていることを踏まえ、見通しを中立に引き下げました。

ユーロ 強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。ドイツが財政拡張に舵を切ったことで、同国の経済成長見通しが改善しています。為替市場は、これらの材料を完全には織り込んでいないと判断しました。

日本円 中立

中立の見通しを維持しています。足元、日本が米国の関税政策の影響を受ける可能性は低いとみており、安全通貨としての機能を果たすと考えます。

出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。

本レポートは2025年3月上旬に英語で作成されたものを3月下旬に日本語に翻訳しています。

マネックス証券で取り扱うシュローダーが運用している投資信託

シュローダーはロンドンを本拠地とし、200年以上の歴史を誇る、英国の老舗資産運用グループです。個別企業の調査・分析などのリサーチ力に強みを持つアクティブ運用を中心に、日本株式をはじめ、海外株式・債券、ESG投資、マルチアセット、オルタナティブ投資などのファンドを取り揃えて、日本の投資家の皆さまにグローバルな投資機会を提供しています。

シュローダー・アジアパシフィックESGフォーカス・ファンド(資産成長型)

ノーロード つみたて 100円つみたて NISA成長枠

ファンドの特長

  • 日本を含むアジアパシフィック諸国の株式を実質的な主要投資対象とします。
  • 株式の銘柄選択にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を加味します。
  • ESGの観点を組み入れた運用アプローチを有するシュローダー・グループが運用を担当します。
  • 実質的外貨建て資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

シュローダーYENターゲット(年2回決算型・年1回決算型)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特長

  • 世界各国の株式、債券、通貨など様々な資産に分散投資しつつ、日本円をベースとした収益の獲得を目指します。
  • 市場環境などの変化に合わせた、機動的な資産配分の変更とポートフォリオのリスク管理を通じ、収益機会の追求と基準価額の下落リスクの抑制を目指します。
  • 為替変動リスクの低減を図るため、外貨建資産は、機動的に為替ヘッジを行います。
  • 「シュローダーYENターゲット(年2回決算型)」と「シュローダーYENターゲット(年1回決算型)」との間でスイッチングが可能です。(NISA口座についてはスイッチングのお取扱いはありません。)

シュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型) Aコース(為替ヘッジなし)・Bコース(為替ヘッジあり)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特長

マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に、複数のインカムアセット(世界の高配当株式、債券等)に投資し、市場環境に合わせて機動的に資産配分の調整を行う投資信託証券、および海外の債券等に投資する投資信託証券への投資を行います。
Aコース(為替ヘッジなし)の実質外貨建て資産については、為替ヘッジは行いません。
Bコース(為替ヘッジあり)の実質外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジにより米ドルと円との間の為替変動リスクの低減を図ることを基本とします。
運用はファミリーファンド方式で行います。マザーファンドの運用にあたっては、ファンド・オブ・ファンズ形式で行います。

マネックス証券取扱い「シュローダー・インベストメント・マネジメント」のファンド一覧はこちら

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シュローダー/Schrodersとは、シュローダーplcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。