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世界市場見通し:強気に引き上げ

シュローダー グローバル市場見通し

本レポートは2025年9月上旬に英語で作成されたものを9月下旬に日本語に翻訳しています。

毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。

今月のポイント

株式については、見通しを強気に引き上げました。米国の景気後退リスクは依然として低いとみるほか、実質金利の低下、堅調な企業業績、財政政策などが追い風になると考えます。

社債については、中立の見通しを維持しています。米国投資適格社債市場を筆頭に、バリュエーションは割高な水準にあります。一方、シクリカル要因やテクニカル要因が支援材料になるとみています。

資産クラスの見通し

株式 国債 社債 コモディティ
(商品先物)
強気:対前月での見通しの引き上げ 弱気 中立 中立

見通しを強気に引き上げました。米国の景気後退リスクは依然として低いとみるほか、実質金利の低下、堅調な企業業績、財政政策などが追い風になると考えます。

弱気の見通しを維持しています。軟調な米国雇用統計の発表を受けて米国債券市場が上昇したことで、バリュエーションは割高な水準にあるとみています。また、金融市場はインフレリスクを過小評価していると考えます。

中立の見通しを維持しています。米国投資適格社債市場を筆頭に、バリュエーションは割高な水準にあります。一方、シクリカル要因やテクニカル要因が支援材料になるとみています。

エネルギーについて、OPECやOPEC非加盟国からの供給増加により供給過多を見込み、中立とします。一方、金については、実質金利の低下から恩恵を受けるとみて、強気の見通しを維持しています。

見通しの表示:強気 中立 弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げを示します。

資産クラス、分類(地域、通貨)毎の見通し

資産クラス 分類 見通し
株式 米国 強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。力強い企業業績を予想するほか、米国経済が景気後退に陥る可能性も低いとみており、さらなる上昇を期待しています。

欧州 中立

中型株式を中心に魅力的な投資機会が存在するとみていますが、大型株式に対する見通しを弱めており、中立としています。

日本 中立

関税を巡る不確実性が後退したことやコーポレート・ガバナンス改革の効果を好感するものの、企業業績はその他地域と比較して魅力度は低いと判断し、中立の見通しを維持しています。

アジア
(除く日本)
強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。中国については、一部経済指標に改善の兆しが見られ、世界株式と比較してバリュエーションが低い水準にあることを好感しています。その他地域については、韓国や台湾の輸出サイクルに回復の兆しがみられています。

新興国 強気:対前月での見通しの引き上げ

見通しを強気に引き上げました。中国における、経済成長の安定化や当局の政策スタンスの変化などを好感しました。

資産クラス 分類 見通し
国債 米国 弱気

利下げは米国債務問題を緩和する可能性がありますが、インフレが再燃するリスクを注視しています。また、バリュエーションは割高な水準にあると判断し、弱気の見通しを維持しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。ユーロ圏のインフレ動向は目標インフレ率と整合的な水準に落ち着いていますが、ドイツにおける構造的な政策改革の欠如は、低成長の長期化を招く可能性があります。

新興国
(現地通貨建て)
中立:対前月での見通しの引き下げ

バリュエーションが割高な水準に近づき、実質金利がマイナス圏にあることから、アウトパフォームする可能性が低下したと判断し、見通しを中立に引き下げました。

米国インフレ
連動債
中立

コモディティ価格や家賃の動向により、関税の影響が相殺されるとみて、中立の見通しとしています。

資産クラス 分類 見通し
投資適格
社債
米国 中立

バリュエーションは引き続き割高な水準にありますが、シクリカル要因やテクニカル要因が支援材料になるとみて、中立の姿勢を維持しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。割高感はやや緩和したものの、依然としてバリュエーションは割高な水準にあります。また、フランスの政治情勢が同市場に与える影響は、現在のところ限定的であると考えます。

新興国
(米ドル建て)
中立

マクロ動向や需要の改善等が支援材料になると考える一方、バリュエーションが魅力的でないと判断し、中立の見通しを維持しています。

資産クラス 分類 見通し
ハイイールド
社債
米国 中立

キャリー水準、相対的に金利感応度が低いことを好感する一方、バリュエーションが割高な水準にあることを嫌気し、中立の見通しを維持しています。

欧州 中立

バリュエーションは依然として魅力的でないと考えます。一方、ヘッジ後利回りが魅力的であるほか、起債市場において旺盛な需要がみられていることから、中立の見通しを維持しています。

資産クラス 分類 見通し
コモディティ
(商品先物)
エネルギー 中立

中立の見通しを維持しています。在庫確保のための中国からの需要により需給バランスが維持されていますが、OPECやOPEC非加盟国からのさらなる供給増加により供給過多になるとみています。

強気

強気の見通しを維持しています。実質金利の低下から恩恵を受けるとみるほか、財政の持続可能性や中央銀行の独立性を巡る懸念に対するヘッジ機能を提供すると考えます。

産業用金属 中立

中立の見通しを維持しています。中国からの需要は底打ちの兆しが見られましたが、中期的には需要を底上げするような材料に欠けるため、中立の見通しとしています。

資産クラス 分類 見通し
通貨 米ドル 弱気

弱気の見通しを維持しています。米国政権の政策による影響を巡る懸念から、ドルは下落基調を維持すると考えます。

ユーロ 強気

強気の見通しを維持しています。域内のマクロ経済成長の勢いに支えられています。

日本円 中立

中立の見通しを維持しています。政治的な不確実性を嫌気していますが、日本銀行の金融政策から恩恵を受ける局面があると考えます。

出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。

本レポートは2025年9月上旬に英語で作成されたものを9月下旬に日本語に翻訳しています。

マネックス証券で取り扱うシュローダーが運用している投資信託

シュローダーはロンドンを本拠地とし、200年以上の歴史を誇る、英国の老舗資産運用グループです。個別企業の調査・分析などのリサーチ力に強みを持つアクティブ運用を中心に、日本株式をはじめ、海外株式・債券、ESG投資、マルチアセット、オルタナティブ投資などのファンドを取り揃えて、日本の投資家の皆さまにグローバルな投資機会を提供しています。

シュローダー・アジアパシフィックESGフォーカス・ファンド(資産成長型)

ノーロード つみたて 100円つみたて NISA成長枠

ファンドの特長

  • 日本を含むアジアパシフィック諸国の株式を実質的な主要投資対象とします。
  • 株式の銘柄選択にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を加味します。
  • ESGの観点を組み入れた運用アプローチを有するシュローダー・グループが運用を担当します。
  • 実質的外貨建て資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

シュローダー日本株式オープン

ノーロードつみたて100円つみたてNISA成長枠

ファンドの特長

  • わが国の株式を実質的な主要投資対象とし、信託財産の成長を目的として、積極的な運用を行います。
  • TOPIX(東証株価指数、配当込み)をベンチマークとします。

シュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型) Aコース(為替ヘッジなし)・Bコース(為替ヘッジあり)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特長

マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に、複数のインカムアセット(世界の高配当株式、債券等)に投資し、市場環境に合わせて機動的に資産配分の調整を行う投資信託証券、および海外の債券等に投資する投資信託証券への投資を行います。
Aコース(為替ヘッジなし)の実質外貨建て資産については、為替ヘッジは行いません。
Bコース(為替ヘッジあり)の実質外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジにより米ドルと円との間の為替変動リスクの低減を図ることを基本とします。
運用はファミリーファンド方式で行います。マザーファンドの運用にあたっては、ファンド・オブ・ファンズ形式で行います。

マネックス証券取扱い「シュローダー・インベストメント・マネジメント」のファンド一覧はこちら

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シュローダー/Schrodersとは、シュローダーplcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。