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世界市場見通し:前向きな見方を維持

シュローダー グローバル市場見通し

※本レポートは2026年9月上旬に英語で作成されたものを9月下旬に日本語に翻訳しています。

毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。

今月のポイント

株式については、米国は、景気が継続的に成長しており、景気後退リスクが低いこと、企業収益のモメンタムも底堅く推移していることから、株式に対する前向きな見方を維持しています。

社債については、弱気の見通しを維持しています。スプレッドが極めてタイトな水準にある状況に変わりがないと判断しています。特にAI企業に関しては、レバレッジの上昇、起債額の増加、設備投資に伴う多額の資金調達ニーズがあり、こうしたリスクに対してスプレッドが十分な対価を提供していないと判断しています。

資産クラスの見通し

株式 国債 社債 コモディティ
(商品先物)
強気 強気 弱気 強気

米国は、景気が継続的に成長しており、景気後退リスクが低いこと、企業収益のモメンタムも底堅く推移していることから、株式に対する前向きな見方を維持しています。

戦術的に強気の姿勢を維持しています。市場の織り込む金利見通しは、当社の見通しと概ね一致しています。また金利水準が上がり、バリュエーションが改善したと考えています。

弱気の見通しを維持しています。スプレッドが極めてタイトな水準にある状況に変わりがないと判断しています。特にAI企業に関しては、レバレッジの上昇、起債額の増加、設備投資に伴う多額の資金調達ニーズがあり、こうしたリスクに対してスプレッドが十分な対価を提供していないと判断しています。

強気の見通しを維持しています。産業用金属やエネルギーに対しては、供給制約、地政学的リスク、底堅い需要を背景に強気の姿勢を維持しています。一方、金は中央銀行による需要が継続しているほか、季節的要因、投資家の資金フローの改善が追い風と考えています。

見通しの表示:●強気 ●中立 ●弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げを示します。

資産クラス、分類(地域、通貨)毎の見通し

資産クラス 分類 見通し
株式 米国 強気

強気の見通しを維持しています。堅調な経済成長、力強い企業業績が支援材料と考えています。一方、高い業績見通しが表す投資家の期待感、株価ドライバーがITセクターに集中していることには警戒感を持っており、株式に対する強気の確信度は以前に比べて低下しています。

欧州 強気

景気先行指標の改善に加え、セクター構成のバランスが取れている点は評価しており、強気の見通しを維持しています。

日本 中立

中立の見通しを維持しています。積極的な財政政策や景気に悪さをしない金融政策が日本株式の下支え要因になっていると考えます。一方、継続的な円安が終わり円高局面も見られることや株価バリュエーションにも割安感はないことから、判断を中立としています。

アジア
(除く日本)
中立:対前月での見通しの引き下げ

中国については景気の弱さを踏まえ投資判断を中立としています。その他のアジア地域に対しては、AIがテクノロジー分野のサプライチェーン全体に広がるなどプラス面もあるものの、短期的には調整局面も予想されるため、中立に引き下げました。

新興国 中立:対前月での見通しの引き下げ

引き続きAIによる生産性向上と企業収益が株価のドライバーとなっている構造に変化はないと考えています。但し、株価バリュエーション水準には注意を要する時期に来ていると考えており、これまで大きく上昇してきたことを受け、一旦投資判断を中立へ引き下げました。

資産クラス 分類 見通し
国債 米国 強気

戦術的に強気の見通しを維持しています。市場が織り込む金利見通しと当社の見通しが一致してきており、金利水準も大きく改善してきたと判断しています。

欧州 中立

総合的には中立の見通しを維持しています。その中、地域的に差が出ていると判断しています。イタリアでは、基礎的財政収支の改善が同国の国債を支える要因となっている一方、フランスでは債務悪化が見受けられます。

新興国
(現地通貨建て)
強気

強気の見通しを維持しています。魅力的なキャリー、堅調なファンダメンタルズを好感しています。特に、金利水準、抑制された国内のインフレ、相対的に良好な財政状況を背景に、韓国国債を選好しています。

米国インフレ
連動債
中立

中立の見通しを維持しています。FRBが、中銀の信認回復もあり、利上げすると予想しています*。

資産クラス 分類 見通し
投資適格
社債
米国 弱気

弱気の見通しを維持しています。全体の金利水準は魅力的であるものの、スプレッドを取り出してみるとタイトであり、リスク対比のスプレッド水準の魅力度に乏しいと考えています。また、AI関連の起債が続いていることも注視しています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。企業ファンダメンタルズは良好であるものの、スプレッドがタイトであると考えています。また、足元ハイパースケーラーの起債にも警戒しています。

新興国
(米ドル建て)
中立

中立の見通しを維持しています。企業ファンダメンタルズは概ね堅調である一方、スプレッドは縮小しており、同等の米国社債に対するプレミアムも縮小している状況が継続しています。

資産クラス 分類 見通し
ハイイールド
社債
米国 弱気

弱気の見通しを維持しています。バリュエーションはタイトな水準にあり、なんらかの理由により企業ファンダメンタルズが弱まった際の脆弱性があると考えています。高金利が長期継続すれば、信用ストレスとが高まる可能性もあると考えています。

欧州 中立

中立の見通しを維持しています。米国の同等の債券と比べたスプレッドには多少の優位性があると考えています。今後、欧州地域が冬季となるなかで、ガス貯蔵量が低位にあり、エネルギー価格の動向やそれから見込まれるインフレの動向を注視しています。

資産クラス 分類 見通し
コモディティ
(商品先物)
エネルギー 強気

強気の見通しを維持しています。中東情勢の緊張が続き、原油価格の上昇圧力が維持されています。

金 強気

強気の見通しを維持しています。米国のインフレは粘着的であるものの、今のところは抑制された状況を保っており、投資家の需要も回復してきました。中央銀行の買い入れも支援材料になると考えます。

産業用金属 強気

強気の見通しを維持しています。中国不動産市場の弱さは続くものの、銅を中心に構造的な需要は堅調と判断しています。

資産クラス 分類 見通し
通貨 米ドル 中立:対前月での見通しの引き下げ

見通しを中立に引き下げました。日本円への介入警戒感や、FRBのインフレ退治の意思(利上げ)*をめぐる懸念から、米ドルに対する見通しを一旦中立にしています。

ユーロ 中立

中立の見通しを維持しています。ユーロ圏のマクロ環境は製造業及び融資関連のデータが上振れを示唆していますが、依然として強弱が混交しています。

日本円 中立:対前月での見通しの引き上げ

見通しを中立に引き上げました。名目成長率が構造的に高まっている点をポジティブと考えています。日銀の利上げが後手に回っている可能性については警戒をしています。

出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。

本レポートは2026年9月上旬に英語で作成されたものを9月下旬に日本語に翻訳しています。

マネックス証券で取り扱うシュローダーが運用している投資信託

シュローダーはロンドンを本拠地とし、200年以上の歴史を誇る、英国の老舗資産運用グループです。個別企業の調査・分析などのリサーチ力に強みを持つアクティブ運用を中心に、日本株式をはじめ、海外株式・債券、ESG投資、マルチアセット、オルタナティブ投資などのファンドを取り揃えて、日本の投資家の皆さまにグローバルな投資機会を提供しています。

シュローダー・アジアパシフィックESGフォーカス・ファンド(資産成長型)

ノーロード つみたて 100円つみたて NISA成長枠

ファンドの特徴

  • 日本を含むアジアパシフィック諸国の株式を実質的な主要投資対象とします。
  • 株式の銘柄選択にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を加味します。
  • ESGの観点を組み入れた運用アプローチを有するシュローダー・グループが運用を担当します。
  • 実質的外貨建て資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

シュローダー日本株式オープン

ノーロードつみたて100円つみたてNISA成長枠

ファンドの特徴

  • わが国の株式を実質的な主要投資対象とし、信託財産の成長を目的として、積極的な運用を行います。
  • TOPIX(東証株価指数、配当込み)をベンチマークとします。

シュローダー・インカムアセット・アロケーション(1年決算型) Aコース(為替ヘッジなし)・Bコース(為替ヘッジあり)

ノーロード つみたて 100円つみたて

ファンドの特徴

マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に、複数のインカムアセット(世界の高配当株式、債券等)に投資し、市場環境に合わせて機動的に資産配分の調整を行う投資信託証券、および海外の債券等に投資する投資信託証券への投資を行います。
Aコース(為替ヘッジなし)の実質外貨建て資産については、為替ヘッジは行いません。
Bコース(為替ヘッジあり)の実質外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジにより米ドルと円との間の為替変動リスクの低減を図ることを基本とします。
運用はファミリーファンド方式で行います。マザーファンドの運用にあたっては、ファンド・オブ・ファンズ形式で行います。

マネックス証券取扱い「シュローダー・インベストメント・マネジメント」のファンド一覧はこちら

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