
※本レポートは2026年10月上旬に英語で作成されたものを10月下旬に日本語に翻訳しています。
毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。
今月のポイント
株式については、強気の見方を維持しています。堅調な名目成長率と企業業績が引き続きリスク資産を支えています。AI投資や景気活動の改善から恩恵を受けるセクターを選好しています。ただし、市場の期待が過度に高まっている点は注視しています。
社債については、弱気の見通しを維持しています。スプレッドは小幅に拡大したものの、高水準の発行、企業業績モメンタムの鈍化、資金調達ニーズの拡大に対するリスクプレミアムは、依然として限定的とみています。
| 株式 | 国債 | 社債 | コモディティ (商品先物) |
|---|---|---|---|
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株式に対して強気の見方を維持しています。堅調な名目成長と底堅い企業業績が引き続きリスク資産を支えています。AI投資や景気活動の改善から恩恵を受けるセクターを選好しています。ただし、市場の期待が高まっている点は注視しています。 |
中立に引き下げました。金利上昇を受けてバリュエーションは改善していますが、インフレリスクや財政への懸念、今後の金融政策を巡る不透明感から、依然として確信度は限定的です。一部の市場には投資機会があるとみていますが、現時点では国債全般に対して強気の見方に転じるのは時期尚早と考えます。 |
弱気の見通しを維持しています。スプレッドは小幅に拡大したものの、高水準の発行、企業業績モメンタムの鈍化、資金調達ニーズの拡大といったリスクに対するリスクプレミアムは、依然として限定的であるとみています。 |
強気の見通しを維持しています。金は、中央銀行による継続的な買いと財政の持続可能性に対する懸念が支援材料となっています。また、産業用金属についても供給制約による恩恵が続いています。ポートフォリオの分散効果を高める観点から、エネルギー・鉱業関連株式への選好を強めています。 |
見通しの表示:●強気 ●中立 ●弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げを示します。
| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
| 株式 | 米国 | ![]() |
堅調な企業業績のモメンタムが引き続き米国株式を支えており、特にハイテク関連企業を中心に強気の見方を維持しています。市場の期待は引き続き高く、上昇を牽引する銘柄も一部に集中していますが、企業業績は引き続き良好であり、株式市場を下支えするとみています。 |
| 欧州 | ![]() |
強気の見通しを維持しています。特に、企業業績が良好なドイツ株式を選好しています。好調な産業活動やテクノロジーの導入、内需から恩恵を受ける企業など、引き続き魅力的な投資機会が存在すると考えます。 |
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| 日本 | ![]() |
中立の見通しを維持しています。国内景気の改善と高い名目成長率を好感しています。 |
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| アジア (除く日本) |
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見通しを強気に引き上げました。台湾はグローバルなAI投資の恩恵を受けると考えられ、企業業績予想の修正動向は引き続き良好であり、また、広範なテクノロジー分野へのエクスポージャーを提供しています。中国については幅広い景気の弱さと軟調な国内成長環境を踏まえ、中立とします。 |
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| 新興国 | ![]() |
企業業績予想の修正動向が引き続き良好であることに加え、テクノロジー関連投資が複数の市場にとって重要な追い風となっていることから、見通しを強気に引き上げました。 |
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| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
| 国債 | 米国 | ![]() |
見通しを中立に引き下げました。金利上昇を受けてバリュエーションは改善していますが、インフレや金融政策の先行きを巡る不透明感が、引き続き確信度を抑えています。 |
| 欧州 | ![]() |
政治や財政に関する懸念から、中立の見通しを維持しています。バリュエーションの改善はポジティブな材料ですが、現時点では強気に転じるためには不十分であると考えます。 |
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| 新興国 (現地通貨建て) |
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強気の見通しを維持しています。魅力的なキャリー、堅調なファンダメンタルズを好感しています。特に、バリュエーション妙味があり、インフレも比較的抑制されている韓国国債を選好しています。 |
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| 米国インフレ 連動債 |
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中立の見通しを維持しています。インフレリスクは依然として残る一方、今後の金融引き締めのペースを巡る不透明感から、現時点では確信度が限定的です。 |
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| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
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投資適格 社債 |
米国 | ![]() |
弱気の見通しを維持しています。AI関連投資の急拡大を背景に、投資適格社債市場の一部では発行額が大幅に増加しています。企業のファンダメンタルズは引き続き健全ですが、良好な成長見通しを捉える手段としては、社債よりも株式を選好しています。 |
| 欧州 | ![]() |
中立の見通しを維持しています。スプレッド拡大を受けてバリュエーションの魅力が高まっています。政治を巡る不透明感は依然として高いものの、企業のバランスシートは概ね底堅さを維持しています。 |
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| 新興国 (米ドル建て) |
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中立の見通しを維持しています。新興国のファンダメンタルズは総じて良好な状態を維持していますが、バリュエーションやキャリーの観点から、現地通貨建て債券の方がより魅力的な投資機会を提供していると考えます。 |
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| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
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ハイイールド 社債 |
米国 | ![]() |
弱気の見通しを維持しています。バリュエーションはタイトな水準にあり、下振れリスクに対するバッファーは限定的とみています。企業ファンダメンタルズが悪化した場合にはスプレッド拡大につながるとみており、高金利環境が長期化すれば、クレジット市場へのストレスが一段と高まる可能性があります。 |
| 欧州 | ![]() |
中立の見通しを維持しています。米国と比較した場合のスプレッドおよび利回り面での優位性が、一定の需要を引き続き下支えするとみています。一方、冬場を迎えるにあたり、ガス貯蔵量が数年来の低水準にあることから、エネルギー価格とインフレの動向を注視しています。 |
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| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
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コモディティ (商品先物) |
エネルギー | ![]() |
エネルギー関連株式に対する強気の見方を反映し、エネルギーについても強気の見方を維持しています。 |
| 金 | ![]() |
実質金利が上昇する中でも、多くの債券市場と比較して底堅く推移しています。中央銀行による継続的な需要や投資家からの資金流入を好感し、強気の見方を維持しています。 |
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| 産業用金属 | ![]() |
強気の見通しを維持しています。主要生産地域における天候要因による混乱、中国からの限定的な供給など、厳しい供給環境が引き続き支援材料になると考えます。 |
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| 資産クラス | 分類 | 見通し | |
|---|---|---|---|
| 通貨 | 米ドル | ![]() |
見通しを弱気に引き下げました。足元の米ドル高は、米国経済の力強い成長と実質金利の上昇によって支えられてきましたが、これらの要因は市場価格に織り込み済みとみています。これまでの急速な上昇を受け、米ドルは今後、揺り戻しの可能性もあると考えています。 |
| ユーロ | ![]() |
欧州の政治・財政を巡る懸念がセンチメントに影響を与えています。市場は既に悲観的なシナリオを織り込んでいるとみていますが、依然として不透明感が残るため、中立とします。 |
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| 日本円 | ![]() |
見通しを強気に引き上げました。インフレ動向の改善、さらなる金融政策正常化の可能性、そして魅力的なバリュエーションが、円高を支える環境を形成していると考えています。 |
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出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。
本レポートは2026年10月上旬に英語で作成されたものを10月下旬に日本語に翻訳しています。
シュローダーはロンドンを本拠地とし、200年以上の歴史を誇る、英国の老舗資産運用グループです。個別企業の調査・分析などのリサーチ力に強みを持つアクティブ運用を中心に、日本株式をはじめ、海外株式・債券、ESG投資、マルチアセット、オルタナティブ投資などのファンドを取り揃えて、日本の投資家の皆さまにグローバルな投資機会を提供しています。
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Aコース(為替ヘッジなし)の実質外貨建て資産については、為替ヘッジは行いません。
Bコース(為替ヘッジあり)の実質外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジにより米ドルと円との間の為替変動リスクの低減を図ることを基本とします。
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